隙間時間の英語雑学T-04
Thursday, 24th September 2020
今週の英語雑学 – “Macro”
最近よく見かける”Macro”についてです。macronutrientsの略で、日本語ではマクロ栄養素と呼ばれているようですね。
解説
読むのが嫌いでない方は、こちらを覗いてみて下さい。こちらの概要をできる限り短くまとめて、ご紹介します。
What are Macronutrients?
人間が食物から摂取する栄養素の中で、量的に最も多く摂取するのが炭水化物、蛋白質、脂質です。(それに対して、量としてはあまり多く摂取していないビタミンやミネラルなどは、micronutrientsと呼ばれています。この三大栄養素を管理することで、健康的な状態を維持したり、賢く痩せようという意図で、三大栄養素の計算がしやすいようなmacro-friendlyレシピが考案されているようです。)
それぞれ1gあたり供給しているエネルギーは、炭水化物は4カロリー、蛋白質は4カロリー、脂質は9カロリーとなります。またこれとは逆に、少量摂取しているビタミンやミネラルなどのmicronutrientsも大切な栄養素ですね。
Carbohydrates
炭水化物は、毎日の食事のおよそ45%~65%を占めることが推奨されています。主なエネルギー源であるとともに、膵臓や脳などの中枢神経系の臓器が正常に機能するためにも必要。体内に蓄積することができるので、取り過ぎると当然太ってしまいますね...。
植物であれ動物であれ、ほとんどの生き物は何らかの形で炭水化物を含んでいます。澱粉は炭水化物の主要な供給源で、イモ類、セロリやカリフラワーなどの野菜、豆類、バナナやリンゴなどの果物に含まれています。食物繊維は消化できない炭水化物の一種で、老廃物を体外排出するのを助けます。
平均的な炭水化物の一日の摂取量は50g~100gだそうです。
Protein
皮膚や筋肉、臓器など、人間の細胞には蛋白質が含まれていて、その修復や正常な機能のために、毎日摂取するカロリーの10%~35%が蛋白質でなくてはなりません。ただし、全てが動物由来の蛋白質である必要はく、豆類やナッツ類、大豆製品などでも摂取できるとのこと。
タンパク質から分解されるアミノ酸は、最大限の効果を得るためには大量に摂取する必要があります。必須アミノ酸は食事から摂取する必要がありますが、非必須アミノ酸は体内で構成できます。
Fats
ネガティブなイメージのある脂肪ですが、主要なエネルギー源であることと、ビタミンの吸収を助けたり、細胞膜を維持するなどの、生命の維持のためには不可欠です。全カロリーの20%~35%の脂肪の摂取が推奨されています。
脂肪を作っている個々の脂肪酸というものは、体内で構成できないので、食物から摂取しなくてはなりません。オメガ3やオメガ6などの脂肪が、必須脂肪酸として知られていますね。
正しい脂肪を食事に取り入れることは大変重要です。主要な脂肪には飽和脂肪、不飽和脂肪、トランス脂肪の3つのタイプがあります。飽和脂肪とトランス脂肪は、取り過ぎると心臓病のリスクを高めるため、不飽和脂肪に置き換えて摂取することで、心臓病の発症リスクが低下できます。
平均的な飽和脂肪の1日の摂取は、男性は30g、女性は20gを越えないようにすべきです。脂身の多い肉や、乳製品、ケーキやビスケットなど脂肪が多く含まれる食品は、摂取量を制限する必要があります。
一方、アヴォカドやナッツ類、魚に含まれている不飽和脂肪(一価不飽和脂肪と多価不飽和脂肪)は、努めて摂取すべきです。
以上のことを実践するためには、摂取量に気を配り、ベーコンを1枚減らす、ケーキや甘いものは1つだけにする、脂っこい揚げ物の代わりにスモークした魚にする、肉は脂身の少ないものや赤身の肉を少量にする、ソースはチーズでなくトマトベースのソースにする、調理法は揚げ物ではなくグリルする、スナックはビスケットの代わりにナッツにする、などを試みて下さい。
読んで下さった方、お疲れ様でした!
最善は尽くしたつもりですが、やはりまだまだ長いですね…。
先週のクイズの答え
来週の木曜日の穴埋クイズの答えです。
I have to chop (dice) the onion, slice the bread and carve the chicken.
別の場面で使われる”cut”については、ほかの動画やおすすめ図書との兼ね合いを見ながら、また改めて解説致しますね。
あとがき
投稿が遅れてしまいまして、申し訳ございません!現地時間の11時57分に大急ぎで投稿して、『やれやれ、なんとか間に合った!』と思ったのですが、ブログの投稿日時は9月25日(金)。カレンダーを確認、自分の携帯や家の時計を全て確認してもまだ9月24日なのに!!…ベースにしているのは、日本時間だったのですね…。日本のブログサービスだから、当然と言えば当然なのですが、全く気付けませんでした。以後気を付けます。
ではまた来週。