隙間時間の英語雑学T-11

Thursday, 19th November 2020   

今週の英語雑学 – “My Dad’s Got an Alligator”より(その2

解説

先月のお勧め図書“My Dad’s Got an Alligator”からの文法(主に語彙)と、お役立ち表現の後半です。

 

  1. 語彙

p20

“I suppose I was a bit daft too.”

よく『仮定する、推測する』という意味で使う“suppose”ですが、『~と思う、~じゃないかと思う』という場合にも使えます。『きっと愚かだったんだわ、私』のような感じですね。

 

大学の授業で『日本人は“I think”を使い過ぎている。全く使わなくても問題ない。』とネイティブの教授達から言われたことを、今でも覚えています。常に控えめな表現を使っている私たちは、言い切るのは苦手です。そんな時は、”I think”に代わる下記の表現を使って、直接的な言い方を、ちょっぴり和らげることができます。

 

例えば、『緑茶を飲むことで癌を防ぐことができると思います。』と言いたい時、

“I think (that) drinking green tea can prevent cancer.” を

I believe (that) drinking green tea can prevent cancer.”

と言い換えることもできます。特に信じていなくても、『思う』という意味で”believe”を使えます。

 

(関連記事です。読むのが好きな方には、こちらのブログをお勧めします。)

www.huffpost.com

 

その他の“think”の言い換えです。

フォーマルな表現

“From my point of view,”

“In my view,”

“In my opinion,”

“To my mind,”

 

ニュートラルな表現

“I feel (that)”

“I would say (that)”

“To me,”

“If you ask me,”

“The way I see it,“

“As I see it,”

そして、最後の2つを若干フォーマルにしたのが“It seems to me that…”です。

 

くだけた表現

“Honestly speaking,”

そして、それ↑を若干強調したのが

“I honestly believe (that)”

 

最後にイギリス特有のスラングです。

“I reckon…”

これは、p27に出てきていますね。

 

“Dad reckons Crunchbag is desperate for water and that was why he chewed his way out of the tyrannosaurus leg.”

Crunch bagが恐竜の足を食い破って脱走したのは、水が恋しくてたまらなかったからだとパパは思っている。

 

  1. お役立ち表現

P50

1. “…but Mums done in.”

『疲れ切っている』とか『へとへと』と言いたい時に使えますね。

 

P56

2. “wild-goose chase”

到底捕まえられないような、野生の雁を追い求めること、つまり『無駄な追跡』ということですね。日本語に『骨折り損のくたびれ儲け』ということわざがありますよね。『苦労した結果、何の成果も得られなかった』と、結果まで言及していますが、この表現はあくまでプロセスのみですね。

 

P70-73

3. “yell, shout, bawl, bellow, cheer, cry”

この4ページだけでも、『叫ぶ、怒鳴る』のいろいろな言い方がありますね。

 

基本的に“bawl”も”bellow”も、ほぼ”shout”と置き換えができます。一方“yell”は、ただ単に大声を出すだけではなく、怒りや興奮を伴います。”cry”は注意を引きたい時や、助けを求める時など。”cheer”はみなさんご存知ですね。

 

他にもまだまだ沢山の楽しい表現がありますが、全て網羅すると膨大な量になってしまいますので、また機会がありましたら…。

 

 

以上、お勧め本の後半でした。(今回は、かなり短くまとめてみました。)ではまた来週。