次の本をお探しの方にお勧めの英語本5選B-14

Tuesday, 31st August 2021   

お勧めの英語本解説01/05

  1. Charlie and the Chocolate Factory by Roald Dahl

f:id:mamatange:20210831225716j:plain

 

 

こちらも映画化されていますね。映画を見た後で読んだり、先に本を読んで内容を把握してから読んだりしても良いですし、どちらか一方だけでも良いです。お好みの方法で楽しんで下さいね。

 

あらすじ

  1. Charlie登場

Charlieと家族について書かれていますね。貧しくても、強く明るく、前向きですね!生活は苦しいですが、Charlieは年に一度だけ、誕生日にチョコレートが食べられます。いつも、大切に大切に、何日もかけて、ゆっくり食べるのでした。

 

  1. Willy Wonkaさんの工場

Joeおじいちゃんが、Wonkaさんの工場について話しています。Bucket一家の、4人のおじいちゃんおばあちゃんの中で最年長というだけあって、物知りですね。

 

  1. Wonkaさんとインドの宮殿

インドの王子様の注文通り、Wonkaさんがチョコレートで宮殿を作りますが、暑さのために溶けてしまう…というエピソードでしたね。

 

  1. 知られざる従業員

以前勤めていた従業員が、レシピを盗んだということで、全員解雇して工場を閉めてしまったWonkaさんですが、しばらくすると工場が再稼働しています。ところが、不思議なことに、門は閉ざされたままで、誰も出入りしている様子はありません。…と、ある日突然、新聞で、限られた幸運な人々にだけ、工場が公開されるという知らせがあります。

 

  1. 金色のチケット

新聞によれば、Wonkaさん自らが、選ばれた5人の子供達を工場に招待して、見学させてくれるというのです。そして見学の後、全員にそれぞれ、一生食べられるほどのお菓子をプレゼントしてくれると。工場見学できるのは、Wonkaのチョコレートの包み紙に隠されている、金色のチケットを当てた、たった5人の子供達だけなのです。

 

  1. チケットを見つけた最初の2人

最初にチケットを手にしたのは、Augustus Gloopという太っちょの男の子。毎日膨大な量のお菓子を食べているので、確率は高かったようです。2枚目を手にしたのは、Veruca Saltという裕福な家の女の子で、欲しい物は何でも買ってもらえます。毎日何千個もWonkaチョコレートを買ってもらって、お父さんの経営するピーナツ工場の職員さん達に、包み紙を剥いて、チケットを探せていたのです。

 

  1. Charlieの誕生日

Charlieが、誕生日プレゼントにもらったWonkaチョコレートには、残念ながらチケットは入っていませんでした。たった一度のチャンスでしたが、チョコレートが食べられただけでも、良かったじゃない、と家族に励まされます。

 

  1. 次のチケットを見つけた2人

3枚目のチケットを見つけたのはViolet Beauregardeという、チューインガム中毒の女の子。ご飯を食べる時と寝る時以外は、ひっきりなしにガムを噛んでいます。4枚目を見つけたのは、テレビっ子のMike Teavee。鉄砲の撃ち合いシーンが大好きで、家ではいつも、おもちゃの鉄砲を沢山身に付けています。

 

  1. Joeおじいちゃんの試み

いたたまれなくなったJoeおじいちゃんは、最後のチャンスを…と密かに貯金していた6ペンス硬化をCharlieに渡しますが、やはりそのチョコレートにも、金色のチケットは入っていませんでした。

 

  1. 食べ物に困り始めた家族

そんな矢先、Charlieのお父さんが勤めていた、歯磨き粉工場が閉鎖してしまいます。再就職先を探すも見つからず、雪かきをして雀の涙ほどの収入を得るのみとなってしまいます。もともと少なかった家族の食料はさらに少なくなって、家族全員が瘦せ衰え始めます。寒い時期なのに、上着さえありません。Charlieは下校途中に、道で50ペンス硬化を拾います。それで何か食べ物を買ってから、残りをお母さんに渡すつもりでした。

 

  1. 奇跡

一番近いコンビニのようなお店に入ったCharlieは、Wonkaのファッジを一つ買います。受け取るや否や、すぐに包みを剥いて、あっという間に平らげてしまいます。そして、躊躇しながらも『もう一つ、同じのを下さい』と、2つ目を買います。包みを剥いた瞬間に、金色に光る物が見えます。『金色のチケットだ!早く家に持って帰りなさい、気を付けて!』とコンビニのおじさんに言われたCharlieは、一目散に家に帰ります。

 

  1. 金色のチケットに書かれていたのは…

Charlieは家族に、金色のチケットを当てたことを知らせます。最初は信じられなかったおじいちゃんおばあちゃん達。仕事から帰ったお父さんが、金色のチケットに書かれていることを読み上げます。なんとCharlieは、2月1日に、保護者とともに、工場見学に招待されていました!Joeおじいちゃんが、付き添うことに。

  1. ついにその日がやって来た

ついにその日がやって来て、Charlieを始めとする、5人の子供とその保護者が、Wonkaさんの工場に。Charlie以外の子供達は、いかにも裕福ないでたちの両親と一緒ですが、CharlieだけはJoeおじいちゃんと一緒です。寒い冬の朝、上着さえ着ていません。

 

  1. Willy Wonkaさん

Wonkaさんは、招待した子供達と保護者達に、一人づつ挨拶を済ませると、工場に続く複雑に折れ曲がった廊下を、右に左に、何度も折れながら進み、チョコレートの部屋に案内します。

 

  1. チョコレートの部屋

『チョコレートの部屋』と書かれたドアを開けると、そこには広大な草原が広がり、渓谷には茶色い川が流れ、今までに見たこともないような滝があります。そこに繋がるパイプは、川からなにやら吸い上げています。なんとそれは、溶けたチョコレート!国中のバスタブとプールを満たすに十分なほどたくさんの、何千ガロンもの液体チョコレートなのでした。草原の草花も食べられます。と、突然Verucaが叫び声を上げます。そこには小さな小さな人間達が…。

 

  1. 小人達

その小人達は、Loompa国からやって来たOompa-Loompaという小人達でした。カカオを愛し、過酷な環境に住むOompa-Loompa達に、工場で働いてもらうよう、Wonkaさんが手配したのです。Verucaは、Oompa-Loompaが欲しいと駄々をこねます。と、Augustusがなにやらしでかし始めます。

 

  1. Augustus Gloopパイプの中へ

食いしん坊のAugustusは、川岸でチョコレートをすくって飲み始めているではありませんか!『やめなさい!』『雑菌が入るから、手で触らないで下さい!』の声も耳に入らないAugustusは、さらに身を乗り出して、ピチャピチャ舐め始めてしまいます。と、バランスを崩して、なんとチョコレートの川に落ちてしまいます!Augustusを救うよう、Oompa-Loompaに指示を出し、Augustusの両親を送り出すと、Wonkaさんは、残りのメンバーを連れて次の目的地に向かいます。

 

  1. チョコレートの川を下って

Oompa-Loompa達の操縦するボートに乗って、チョコレートの川を下ります。物凄い勢いです。歌好きのOompa-Loompa達は、即興で歌を歌い始めます。

 

  1. 発明の部屋 – いつまでも食べられるお菓子と髪の毛が生えるトフィー

船が止まると、そこは発明の部屋でした。『何も触ったり倒したりしないよう、気を付けて』とWonkaさん。色々な機械が休みなく動き、沢山の金属製の鍋は、ぐつぐつ煮えて良い臭いが漂います。Wonkaさんは、お小遣いの少ない子供達のために、”Gobstopper”という、食べても食べてもなくならないお菓子を発明したと言います。食べると髪の毛が生えるトフィーの方は、完成まであと少しだそうです。

 

  1. チューインガム製造機

次の部屋に入ると、Wonkaさんが、機械のボタンを押します。仰々しい機械が、恐ろし気な音をたて、蒸気を吹き出しながら、様々な色の粘り気のある液体を作り出しています。液体がチューブで大きな桶に流し込まれると、攪拌されて泡立てられ、延ばされて切られて、最後には、ダンボールの切れ端のような物が出てきます。『これって、ガムじゃない?』と尋ねるチューインガム中毒のVioletに、Wonkaさんは、誇らしげに答えます。

 

  1. さよならViolet

見た目は、何の変哲もないガムですが、それはなんとお食事チューインガムだったのです。これを噛むだけで、トマトスープ、ローストビーフ、ブルーベリーパイと、順番に夕ご飯のメニューが楽しめるのです。ただ一つの問題点は、デザート。ここで何かが間違っているので、これを改良しなくてはなりません。チューインガム中毒のVioletは、機械からガムをひったくり、Wonkaさんが止めるのも無視して、ガムを口に入れてしまいます!みんなが止めるのも聞かず、ずっとガムを噛み続けていたVioletですが、最後のデザートのところで、みるみる体中が青色に変わり、体がどんどん丸く膨らんで、ブルーベリーの様になってしまいました。元の体に戻るため、Violetは果汁絞り機に掛けられることに。

 

  1. 廊下で

Wonkaさんは、残った3人の子供達と保護者を従えて、次なる部屋に行くために、大急ぎで廊下を進みます。『食べられる枕』や、『幼稚園用の舐められる壁紙』、『寒い日のための、温かいアイスクリーム』、『チョコレートミルクを出す牛』、『飲んだら体が宙に浮く炭酸飲料』などを通り越して、辿り着いたのは『丸く見える四角いお菓子』と書かれた部屋です。

 

  1. 丸く見える四角いお菓子

『さぁ、着きました。丸く見える四角いお菓子ですよ!』とWonkaさん。Oompa-Loompa達が、ピンク色のお菓子に顔を書いています。でも、外から見えるお菓子は四角い形です。『四角いじゃないですか!』と言うVerucaに、『勿論四角いですとも。』とWonkaさん。『四角くないとは言っていませんよ』。『でも、さっき丸いとも言ったでしょ?』とVeruca。Wonkaさんは『丸いとは言っていません、丸く見えると言ったんです』。『でも丸く見えないじゃないですか!』としばらくやり取りが続きますが、Wonkaさんがドアを開けると、お菓子たちは突然丸い形になって、いっせいに、誰が来たのかを見ようと振り向きます。

 

24. ナッツの部屋でVerucaは…

『作業の妨げになりますから、中に入らないで下さい』とWonkaさん。ガラス越しに覗くと、ナッツの部屋の中では、何百匹というリスたちが、物凄いスピードでクルミの殻を剥いています。ここでもまた、リスが欲しいと駄々をこねるVeruca。勿論、リスは売り物ではありません。と、突然『リスをもらうわ!』とドアを開けて、Verucaが部屋に入ってしまいます!一瞬大騒ぎになったものの、リス達はいっせいに大勢でVerucaを捕まえて、リーダーのリスが、あたかもクルミの良し悪しを確かめるように、Verucaの頭をコンコンと叩き、悪いクルミだと判断されたVerucaは、捨てられてしまいます。(中略)こうして、Verucaと両親も一行から外されてしまいました。

 

  1. ガラスのエレベーター

残されたMikeと両親、そしてCharlieとJoeおじいちゃんを連れて、一行はガラスで出来たエレベーターに乗り込みます。沢山のボタンのついたそのエレベーターは、上下だけでなく、左右や斜めなど、自在に進むことができます。Wonkaさんは、MikeとCharlieに、好きなボタンを選んで押すように言います。ボタンの横には、部屋の名前が付いています。暫く前からテレビが見たくてウズウズしていた、テレビっ子のMikeは、特殊テレビの部屋行のボタンを押します。エレベーターは、物凄い勢いで横方向に動き出したかと思うと、恐ろしいスピードで上下左右斜めと、あらゆる方向に進みます。揺れに揺れて、エレベーターの中は、大変な騒ぎ。沢山の部屋を通り過ぎ、特殊テレビの部屋に着くと、けたたましいブレーキ音とともに、エレベーターが止まります。

 

  1. 特殊テレビの部屋

目が眩むほど明るい照明の、特殊テレビの部屋に入ると、Wonkaさんからサングラスのような物を渡されます。真っ白に塗装されたその部屋では、宇宙服のような恰好をした

Oompa-Loompa達が、部屋の端にある巨大なカメラの手入れをしています。テレビの原理を利用して、映像ではなくて、チョコレートを送ろうと考案したのがこの特殊テレビなのです。ただ一つの問題点は、このテレビで何かを送ると、どうしても受け取ったものが小さくなってしまうことだそうです。

 

  1. Mike Teaveeテレビで送信される

チョコレートが実際、特殊テレビで離れた場所に送られるのを見たMikeは、物だけでなく、人間も送ることが出来るのかどうか、知りたくてたまりません。試したことがないが、出来るはずだとWonkaさんから聞いた瞬間、Mikeはカメラに向かって走りだし、自らスイッチを押してカメラの前に立ってしまいました!Mikeは勿論、消えてしまいますが、しばらくしてテレビから出て来た時には、手の平に乗るほどまでに、縮んでしまっていたのです。『どうしてくれるんだ?』『息子をもとの姿に戻して下さい!』と泣き叫ぶ両親。Oompa-Loompa達に、Mikeを引き伸ばすための指示を渡すと、一行は工場見学を続けます。

 

  1. 最後に残ったCharlie

『子供達よ、次はどこに行きたいのかな?何人残っているのかな?おやおや、たった一人なのか⁉』と、驚いたふりをするWonkaさんですが、直ぐにCharlieが勝ちぬいたことを種明かしします。『おめでとう!いやいや、本当に君で良かった。最初に会った時に、君じゃないかな、とピンとくるものがあったんだよ』と、大喜びのWonkaさんに連れられて、JoeおじいちゃんとCharlieは、再びエレベーターに。ボタンを押すと、バーン!という音がして、上へ上へと上がり出し、ドンドン加速して進み、建物の天井を突き破って外に出てしまいます!それでもエレベーターは進み続け、Wonkaさんが停止ボタンを押すと、なんと宙に浮いた状態で止まってしまいます!

 

  1. 子供達、家路に着く

エレベーターから、街中が見渡せます。『ちょっと下に降りて、みんなを見てみよう』。Wonkaさんが別のボタンを押すと、エレベーターは下がり、工場の敷地内に並んでいる子供達と保護者が見えます。細くなってしまったAugustusと、紫色になってしまったViolet、ゴミだらけのVeruca、ひょろ長く伸びてしまったMikeが、一生食べられる分のお菓子をもらって帰るため、行列に並んでいるのです。その後ろには、お菓子を山積みにしたトラックが続きます。

 

  1. Charlieのチョコレート工場

急に真剣な面持ちになったWonkaさんが、Charlieに向き直って言いました。『私はこのチョコレート工場が大好きだ。君はどうだね?』Charlieは勿論大好きだと答えます。その答えを聞いて喜んだWonkaさんは、将来この工場をCharlieに譲ると宣言します。Joeおじいちゃんはびっくり!実は、子供のないWonkaさんは、大きくなったらこのチョコレート工場を引き継いでくれる子供を探していたのです。それには、私利私欲にまみれた大人ではなく、素直で良い子でなくてはならりません。

 

家族全員で工場の敷地内に移り住んでもらうため、残してきたおじいちゃんおばあちゃんと両親のところに、エレベーターで移動します。と、Wonkaさんは、エレベーターをぶつけてCharlieの家の屋根を壊してしまいます。驚きながらも反対するCharlieの両親を説得して、おじいちゃんおばあちゃんは、ベッドごとエレベーターに乗せて、一行は工場へと向かうのでした。

 

あとがき

前回は、ファイルを間違えて、仕掛かり中のものを切り貼りしてしまいまして、大変申し訳ございませんでした。こちらが最終版の短めヴァージョンとなります。

 

次回予告

来月末は、次のお勧め図書“Harry Potter and the Philosopher’s Stone by J.K. Rowling”の解説になります。

 

ではまた来月末に。