隙間時間の英語雑学T-61

Thursday, 4th November 2021   

 

今週の英語雑学 – “Racist Boss Humiliated Indian Migrant, Then He Regretted It

元気が出るシリーズ第二弾です。主役の方が英語ネイティブの方ではないので、もしかすると慣れるまでに、少々時間が掛かるかも知れませんが、字幕が付いているので、ご参照下さい。(字幕はところどころ抜けていますので、あくまで補足として捉えて下さいね。)

 

注)ご存知かと思いますが、解説は一字一句和訳している物ではありません。意訳です。

Racist Boss Humiliated Indian Migrant, Then He Regretted It | DramatizeMe

www.youtube.com

 

要約     

企業の面接に訪れたMiguelさんですが、部屋に入るなり、『配達員だろう?荷物はテーブルに置いて行ってくれ』と言われます。『いいえ、面接に来たのですが』と言うと、『冗談だろう?その可笑しなアクセント以外に、何ができると言うのだ?』とMr. Whiteが言い返します。履歴書を渡しても、ろくに見もせず、話も聞かず『用務員にしてやろう、明日から働きなさい』と、作業着を渡されます。

解説

  1. “have an opening for“で、~のポジションに空きがある
  2. “Don’t let the door hit yxou at the rear on the way out“

直訳と文脈からでも、想像できると思いますが、『出ていく時に、ドアにお尻をぶつけないように』となります。『さっさとここから出て行け』という、大変失礼な言い方です。

一番近い所では、こちらのイディオムでしょうか。“rear“も“back“も背中やお尻のことですね。

idioms.thefreedictionary.com

 

 

家で待っていた奥さんに事情を話すと、大変驚いた様子。面接を受けたのは5社で、収入のために仕方なく同意したと説明するMiguelさん。再三に渡って大屋さんから家賃支払いの催促があり、あと一週間で支払えなければ、立ち退きを命じられてしまうのです。『少し時間をくれないか。きっと何とか出来る』と、Miguelさんは奥さんに約束します。奥さんはMiguelさんを、『そうなることを信じています。あなたも、自分自身を信じて下さい』と励まします。

 

解説

  1. “work out“は、『うまく行く』、『解決する』、『丸く収まる』でしたね。主語+“work it out“で、『上手くやる』、『解決する』と言えますね。

 

ある日の出来事。こぼしたコーヒーを拭き取るよう呼ばれたMiguelさんは、会議の内容を聞き、自分のプロジェクトを提案したいと、Mr. Whiteに申し出ます。冗談半分で、『期限は明日だが、やれるものならやってみなさい』と、言われたMiguelさんは、夜を徹してプロジェクトを仕上げ、翌朝プロジェクトを提出します。

 

解説

  1. “game changer“とは、試合の結果に大きく影響を与える人や物のことです。『大革新、大逆転』的なものですね。
  2. “know sth inside out“で、『~について裏も表も知っている』、つまり『熟知している』と言いたい時に使えます。
  3. “knock yourself out“で、『~自分自身をノックアウトしろ』、つまり『気絶するまで(=気のすむまで)やれ』と言っています。

 

プロジェクトを受け取ったMr. Whiteは、『よくできているから、上司に見せよう』と言いますが、掃除のために夕刻、Mr. Whiteの部屋に入ったMiguelさんは、自分が作成した書類が、シュレッダーにかけられたまま、放置されているのを見つけます。Miguelさんは、黙ってテープで繋げて書類を復元し、ファイルに戻します。

 

プロジェクト発表会議の当日。遅れて行ったMr. Whiteは、上司から、復元された書類を作成したのは誰かと問われます。『用務員です。捨てておいたはずなのに、見ていないところで、ファイルに戻したに違いありません』と答えると、上司は不安げに、『用務員にファイルを触らせているのか?他社からのスパイだったらどうするつもりなのだ?直ちに呼び出しなさい!』と命じられます。Mr. WhiteがMiguelさんを探している間にMiguelさんが作成したプロジェクトを見ていた上司は、Miguelさんが入室するなり、プロジェクトを絶賛し、Miguelさんをそのプロジェクトの担当に任命します。Mr. Whiteは解雇となります。

 

解説

  1. “prejudice“は『偏見』ですね。
  2. “You’ve endangered the fate of our company...“は、『我が社の運命を危機にさらしていた』ですね。
  3. “You almost robbed us of a promising employee...“は、『すんでのところで、我々から、優秀な社員を奪い取るところだった』となります。

 

夕方。Miguelさん宅では、大屋さんが奥さんに荷物をまとめて出て行くように詰め寄っています。帰宅したMiguelさんは、大屋さんに家賃支払いの遅延を詫び、現金でまとめて余分に支払います。満足した大屋さんは、立ち去ります。『どうやってやったの?』と奥さんに尋ねられたMiguelさんは、『君が僕を信じてくれたからだよ』と答えます。

 

偏見を持ち、それを悪用する人も多い世の中、この動画のような勧善懲悪の展開は、滅多に起こりませんが、少しでも差別がなくなって欲しいものですね。

 

次回予告

引き続き、インスピレーションを得られそうな動画を検索してみますが、どういった種類が、具体的に元気を出してくれるのかを、知らせて頂けると助かります。個人差もあると思いますが…。

 

ではまた来週。