お薦めの英語本5選B-27

Monday, 31st October 2022        お薦めの英語本5選B-27

お薦めの英語本解説03/05

お詫び

大変申し訳ございませんが、再度お薦め図書を変更させて頂きました。図書館には、余裕を持って予約を入れてあったのですが、延長可能期間を過ぎた今も”Postmortem”が返却されていません。その次に予定していた”Think about it! Philosophy”の方も、まだ貸出中のため、来年お薦めする予定だった”Detective’s Handbook”と、急遽入れ替えさせて頂きました。悪しからずご了承くださいませ。

  1. Detective’s Handbook by Colin King

いわゆる『探偵の(ための)手引書』ですね。子供向けですが、大人でも十分楽しめると思います。内容的には、『ん?』と考えさせられるところもありますが、ユーモアなのでしょうね。

 

 

今回もストーリを追うものではありませんので、お薦めの箇所をピックアップしながら、ザックリ解説していきますね。お薦め本をお持ちでない方は、こちらをご覧ください。

 

www.bing.com

 

今回引用した箇所は、この中からピックアップしました。順序が前後しますが、悪しからずご了承くださいませ。(貼り付け分の文字が見辛いかと思います。お手数ですが上記リンクから、オリジナルをご参照ください。)

解説


P132

匂いや音も含め、どんな些細な変化も見逃さないこと、障害物を越えて悪党を追跡できるよう、日頃から体を鍛えておくこと、聞き込み調査では重要な情報を聞き漏らさない様、慎重に…などなど、優れた探偵になるためのヒントが書かれていますね。(聞き込みについては、次のページに記載されています。)

 


P6

探偵事務所の設立についてですね。Dodd探偵の事務所を参考にして、悪党を逃さない様、盛りだくさんの仕掛けで対応しましょう。仕掛けを一つ一つ見て行くと、楽しいですね。初版が1991年とかなり古い本なので、録音機器が、携帯やヴォイスレコーダーではなく、テープレコーダーなんです。小中学生諸君から、『それって何ですか?』と聞てしまいます。その他にも、アナログな仕掛けが多く、懐かしくなってしまいます…。

 


P138

外出時に部屋に忍び込まれたかどうかを、見つける方法ですね。靴跡が残るようにパウダーを蒔いておく、触ったことが分かるように、開いた本のページに髪の毛を置く、自分だけに分かるような間隔で引き出しをほんの少しだけ開けておく、自分だけに分かるようなやり方で封筒を並べて置き、その上に細かな紙切れを少し置いておくなどなど、読んでいると楽しくなります。文法など考えていなくても、髪の毛一本と言う時は”a hair”と言うんだな、と自然と頭に入って来ますね。

 


P10

忍び込まれた形跡を見つけるものですね。左側が忍び込まれる前、右側が忍び込まれた後の図です。何が盗られたのか、何がすり替えられたのか、何に触ったのか見つけられますか?最低20ヶ所あるそうですが、残念ながら答えが載っていませんでした。小中学生諸君と一緒に読んでいると、英語そっちのけでのめり込んでいて、とっても楽しそう!決まって『来週もこういうのがやりたい!』と、リクエストが入ってしまいます…。

 


P56

被疑者に対する聞き込みですね。辛抱強く、何度も繰り返して話をさせると、(嘘をついている場合は)話が微妙に変わったり、ついうっかり(言うべきでないことまで)言ってしまうことがある。次のような仕草を見逃さないように!

 

やましい場合は、目を逸らしたり、顔を赤らめたり、急に怒り出したり、青ざめたりすることが多いが、全く無表情な場合もある。無実潔白な場合は、困惑したり、口数が多くなったりするとのこと。本当かどうかはさておき、『なるほど、この場合には”get”を使って、この場合には”grow”を使うんだ』などと、一歩離れて文法に立ち返るのも良いですね。

 

あとがき

電子化が進んでいるようで、本の冊数がかなり少なくなり、図書館内も本棚よりもイヴェントのディスプレイやパソコンが増えていたりと、時代の流れを感じます。定められた延長期間を過ぎて、罰金を払ってまでも完読する方がいることを考慮し、今後は、一ヶ月前倒しで予約を入れて対応する予定です。ご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございませんでした。

 

次回予告

たった今、図書館から予約本確保の連絡が入りました!ということで、来月末は、一ヶ月遅れでPatricia Cornwell著、検視官シリーズ第一弾の”Postmortem”となります。お騒がせしてしまい、申し訳ございませんでした。

 

ではまた。