隙間時間の英語雑学T-60

Thursday, 28th October 2021   

 

今週の英語雑学 – “Be a Mr. Jensen

 

元気が出るシリーズ第一弾です。木曜日の動画としては、少々短いですが…。

Inspirational Video- Be a Mr. Jensen- MUST WATCH!!

www.youtube.com

 

解説    

 

Clint Pulverさんが子供の頃を振り返ります。

 

沢山の思い出がありますが、10歳くらいの頃、学校で目立ってしまっていました。勉強ができないのではなかったのです。じっと座っていることができなくて、悪戦苦闘していました。(先生の話を)聞こうとしている時も、集中しようとしている時も、考えをまとめようとしている時も、気が付けば、直ぐに手やペンで、コツコツとあちこちを叩き始めてしまっていました。クラスの子達は、『おい、叩くのやめろよ!』と言うのですが、自分では、叩いていることすら気付いていませんでした。『Clint君、コツコツ叩くのをやめなさい』と、先生達からも再三注意を受け、ついに校長室に呼び出されてしまいました。

 

校長先生から、 『コツコツ叩きそうになったら、手をお尻の下に置いて座りなさい』と注意されました。その通りにしてみたのですが、せいぜい5秒くらいしか続きませんでした...。ある時、授業中にまたコツコツ叩いてしまっていたら、Jenson先生から『放課後に残りなさい』と言われました。『あぁ、もうこれでおしまいだ...』と思いました。

 

自分は常々、人生を変えるような一瞬(=出来事)というものがある、ということを信じていましたが、それがまさにその時でした。忘れられない出来事です。

 

(Jenson先生に言われた通り)放課後の空っぽの教室に残っていると、先生は教壇の横に腰かけ、『話があるので、こちらに来なさい』と、言います。そして自分の目を見て、『君に何か問題がある訳ではないが、たった一つ質問があります。ドラムを叩いてみたいと思ったことはあるかい?』先生は、教壇の引き出しを開けると、ドラムのスティックを取り出しました。それが自分の最初のドラムスティックです。先生は続けました、『君は問題児などではないよ、ドラム奏者なんだ』と。

それ以来、自分はそのスティックを、手放したことはありません(=ずっとドラムを叩き続けています)。ツアーをし、レコーディングをし、世界中でドラムを演奏し、自分の学費さえもドラムで捻出しました。誰かが自分のことを信じてくれた、その一瞬が、自分の人生を変えたのです。先生が、自分ですら気が付かなかったことを、自分の中に見出してくれたのです。その時、自分は“best in the world“と“best for the world“には、違いがあるということを知ったのでした。』

 

あとがき

感動的でした。最初に見た時、言葉が出ませんでした…。リクエストの内容とは異なるかも知れませんし、好みの違いもあるかと思います。できるだけ具体的にリクエストして頂けると、お好みに沿った動画が選べるかと思います。

 

次回予告

引き続き、インスピレーションを得られそうな動画を検索してみます。

 

ではまた来週。