初めての方にお勧めの英語本5選 B-01

Friday, 30th July 2020 (Moved from Mamatange’s diary) 

初めての方にお勧めの英語本5

まだ英語の本を読んだことがない、読んでみたいけど何から読んだらいいのか分からない、という方にお勧めの英語の本5選です。

 

辞書はできる限り使わないで、想像力をフルに働かせ、細かいことは気にせず、どんどん読み進めることが成功の秘訣です。ストーリーに注目して、誰が何をしたのかなどのメモを取りながら読み進めると、後で戻って読み返す手間が省けます。段落ごとまたはページごとに、ざっくり要約しておくのも良いでしょう。気になった単語もすぐには辞書で調べないで、後で見つけやすいように、どのページの何行目だったか、などをメモに書き出しておくと便利です。付箋を付けても良いですね。特定の単語に注目して読み進めると、何度も見ているうちに、使われている場面から、大体の意味が想像できたりします。そのような単語は、もう辞書で調べる必要はないですよね。逆に、何度も出てきているのに、どうしても想像できない単語に関しては、『5回出てきても分からなかったら、辞書で調べる』など、自分で回数を決めておくと納得できますよね。とは言え、あまり多くの単語を書き出していると、うんざりしてしまうので、最小限に留めておいた方が良いです。調べるか否かの判断基準は、『この単語を知らないと、内容に差し障りがあるか』『意味を知らないままで待っていると、夜眠れない程気になるか』です。『一冊読み終えて、単語をひとつも調べなかった(覚えなかった)』としても、内容がある程度理解できて、最初の一冊を読み終えることができたら、それは大変喜ばしいことです!一冊読み終えたら、自信を持って、次の本に進んで下さいね!

 

読書会やプライベートレッスンでご一緒した皆さんには、重複する本があると思いますが、何卒ご了承下さいませ。

 

  1. “The Magic Finger” by Roald Dahl

チャーリーとチョコレート工場』で知られるRoald Dahlさんによる一冊。Magic fingerを持つ主人公の8歳の女の子と、お隣のGregg一家が繰り広げる世にも奇妙な物語です。気になる言いまわし、文法的にちょっぴり『?』なところが、ほんの数ヶ所あるかも知れませんが、とりあえずは心の中の『保留』の引き出しに…。前もって知っておくと、必要以上に悩まなくて良いかなぁ、という単語がひとつだけあります。それは”cross”という単語で、形容詞になると、”angry”とほぼ同義語になります。

 

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  1. “A Home for Rascal” (My Naughty Little Puppy) by Holly Webb

欲しくてたまらなかった、ジャックラッセルテリア(本の表紙の右隣)の子犬を飼えることになったEllieは、子犬にRascalと名付けます。Rascalの繰り広げる、エンドレスな騒動の数々が満載です。ジャックラッセルテリアは、とても活発な小型犬で、好奇心旺盛、かなりの腕白です。この本を読み終えてから、Rascalの意味を辞書で調べてみて下さい。このワン君に、まさにぴったりの名前ですよ。

 

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  1. “My Dad’s Got an Alligator!” (Laugh Your Socks off) by Jeremy Strong

Nicholasのパパはある日、勤め先の同僚が飼えなくなったというワニを引き取ってきます。パパはいつだって、そういうバカげたことをやらかすのです。素晴らしい!”Crunchbag”と名付けられたワニが、様々な事件をまきおこします。各チャプターが短いので読みやすいですし、次のチャプターを読むまでに時間を空け過ぎて、細かい部分を忘れてしまっても、あまり差し障りはないので大丈夫です。ユーモアあふれる”Laugh Your Socks off”シリーズの一冊です。

 

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  1. “Orpheus and Eurydice” retold by Hugh Lupton & Daniel Morden

悲しいエンディングが付き物の、典型的な『見るなのタブー』ですが、この神話は若干異なるパターンです。”Happy eding”と見なす評論家も多いですが、人それぞれの捉え方もあるのでは?と思います。悲劇的ではないかも知れませんが”Happy ending”と言えるのかどうか...。物語専門のイギリス人作家Hugh Luptonが、ギリシャ神話を現代英語で美しく再生。

 

 

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  1. “The 14th Dalai Lama” a Manga biography by Tetsu Saiwai

仏教を伝道している訳でもなく、Dalai Lamaさんのファンでも何でもないのですが、難しいのではないかと思われていることも、漫画で読むと、意外と分かりやすいのでお勧めしています。予想に反して、専門用語も少なく、大変読みやすいです。

 

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来月から、順に毎月一冊づつ解説します。