隙間時間の英語雑学T-06
Thursday, 15th October 2020
今週の英語雑学 – 日本のカボチャは“Pumpkin”にあらず
中学校で習ったカボチャという単語は、英語では”pumpkin”ではなくて…???
グループレッスンでご一緒した一部の方には、重複する内容になってしまいますが、悪しからずご了承下さいませ。
まずは動画を見てみましょう。
画面右下のワンコが気になってしまいます…。2分ちょっとくらいのところで、日本のカボチャについての説明が、ちょっぴりあります。
解説
夏野菜のカボチャは、6月中旬から10月にかけて、熱と沢山の水、沢山の肥料が必要です。この庭師さんは6週間前に、動画に出ているカボチャの種を蒔いたそうですが、今から(7月上旬)であれば、種を二粒づつ直接地面に撒いて、生えてきたら弱い方を間引きします。地面に這わせて育てると、苗と苗との間に2メートルの間隔が必要になるので、過去数年間、柵に這わせて上へ伸ばして育てているそう。それぞれの畝に2~3本の苗を植え、苗の周りにドーナツ型の溝を作ると、そこに水が溜まって、苗によく吸収されます。日本のカボチャは”Blue Kuri”という”squash"だそうです。(もしかすると、栗カボチャの”Kuri”なのでしょうか?)
Gardener: 庭師さん、または植木屋さん、趣味で園芸をされている方。
この方Monty Donさんは、BritBoxに所属されていて、定期的に動画を出していらっしゃるので、趣味のgardenerさんではないでしょうね。
参考資料
読むのが気にならない方は、ざっと目を通してみて下さい。いつものように訳していると、またまた長文になってしまいますので、イントロ程度にしますね。
ウリ科のカボチャ、日本語ではどれもカボチャですね。英語でもほとんどが”pumpkin”なのですが、4種類だけ”squash”と呼ばれるものがあります。その一つが、日本のカボチャです。特徴としては、pumpkin、squashともに、茎に細かい毛が生えていて、ほとんどが一年生だそうです。↑
こちらでは、”pumpkin”は一般的に果物と言うことができ、”squash”の一種だとの説明があります。最初の写真は普通の写真でしたが、レシピもありますね。↑
こちらでも、”pumpkin”は果物で、”squash”の一種だとの説明がありますね。ざっくり言ってしまうと、アメリカではオレンジ色の皮のものは”pumpkin”なのだそうです。カボチャを使ったレシピの動画、説明付きの無声動画が選べますね。↑
“What Are Pumpkins?”と”Why Pumpkins Are Fruit”の記述に、矛盾を感じてしまうのは、自分だけでしょうか?始めに”pumpkin”と”squash”と”gourd”が別物であると記載されていますが、すぐ下で『”Pumpkin”は”squash”でもあり”gourd”でもある』と書かれています…。
こちらには特に説明はなく、写真付きの辞書のように楽しく見ることができます。レシピ付き。↑
補足
学生時代、交換留学生達に”pumpkin”と”squash”の違いについて尋ねたことがあるのですが、国によっても、人によっても説明がバラバラで、全く納得できませんでした。この機会に、納得いくまで調べてみようと思ったのですが、調べれば調べるほど、謎が深まってしまいました。随分乱暴ですが、Halloweenで使うのは”pumpkin”で、日本のカボチャは”squash”と認識するだけで、日常生活に支障はないのでは?と思います。学術的にその違いを説明しなくてはならないことは、多分ないですよね?
あとがき
授業中、レシピを発表して下さった方達は、みなさん、カボチャは”pumpkin”とされていたのですが、レッスンの流れや時間の関係などで、その場でご説明できなくて、『10月のHalloweenの頃に改めてお伝えしよう』と思っていたら、ご卒業されたり、次のレベルの別の先生のクラスに移動されたりして、お伝えできていなかった方が数名いらっしゃった、という記憶があります。せめて携帯で、メッセージをお送りしておくべきだったと、今になって思います。本当に申し訳ございませんでした。
ではまた来週。