隙間時間の英語雑学T-35

Thursday, 6th May 2021   

今週の英語雑学 イディオム - “N”

 

”N”で始まるイディオムの第二回目、”Name”関連のイディオム(Part 2)です。

解説    

  1. Name and shame 

直訳は『名前を挙げて恥をかかせる』ですね。不正を犯した人の名前を公開することです。

 

We all know who did this, but why is it not named and shamed?

誰がこれをやったのか、皆が知っているのに、何故名前が公表されていないの?

 

Name and shame?

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なるほど!名前は分からなくて公表できない時は、この手があったのですね!理解に苦しみますね、経済的に困っている人ではなく、きちんとした服装の老婦人達が万引きしているとは…。

 

  1. Name-dropping

『名前を落とす』?直訳では意味が分かりませんね。著名人をあたかもよく知っているかのように、自慢することです。

 

I’m sick and tired of his name-dropping.

彼の自慢話には、飽き飽きしています。

 

Piers Morgan Goes on a Name-Dropping Rampage! | Good Morning Britain

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この番組は普段あまり(オンラインで)見ませんが、真面目な番組ではないようで、これも冗談でやっているのだと思われます。Piers Morganさん自身も有名人と言えば有名人ですが、まさかNelson Mandela氏やPaul McCartney氏と知り合いだとは思えませんね。

 

  1. Name the day

直訳の『日付を名付ける』では、小説の主人公がいつの間に結婚してしまったのか、分からなくなってしまいますね。結婚の日取りを決める、と言う意味です。類似表現に”big day”がありますが、ニュアンスが若干異なります。

 

When are you going to name the day?

結婚(式)いつにするの? →まだ日取りが決まっていない人に聞く時に。

When is they big day?

結婚(式)はいつ? →すでに決まっている日取を聞く時に。

 

  1. Sb’s name is mud

『~の名前は泥だ』でも、なんとなくかなりネガティブなことだろうな、という予想は付きますね。誤った言動で、他人を不快にさせた時などに使います。日本語の『顔に泥を塗る』ような感じで、名前に泥を塗る→『名声を汚す』と覚えられますね。

You’d definitely better come with me now. If you don’t turn out, your name will be mud.

今一緒に来た方が絶対いいよ。もし行かないと、評判悪くなるよ。

 

  1. Name names

直訳『名前を名付ける』から見当が付きますね。『名を列挙する』こと、特に集団で不正行為などをしていた場合の共犯者の名前を明かす事です。小説を読んでいると、よく出てきますよ。

 

The man said he couldn’t possibly name names because he feared for his family’s safety.

その男は、家族の命が危ぶまれるので、共犯者の名を明かすことはできないと言った。

 

  1. On a first name basis

ファーストネームの基準』つまり、『ファーストネームで呼び合う(ほど親しい)間柄』と言うことですね。

 

My friend says he and the musician are on a first-name basis.

友人は、あの音楽家ととても親しい間柄だと言っている。

 

On a First Name Basis

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連続ドラマのようですね。なかなか面白そうですが、この番組の情報はあまり見つかりませんでした。

 

  1. Take sb’s name in vain 

見当が付きにくいかと思います。軽蔑的に噂話をすることです。

 

You think I never heard that? Don’t take my name in vain!

私が知らないとでも思っているの?悪いうわさもいい加減にして欲しいわ!

 

  1. The name of the game

直訳は『そのゲームの名前』ですね、つまり『一番肝心なもの』です。

 

The name of the game is trust. We can’t go on without it.

肝は信頼だ。それが無かったら、先に進めない。

 

  1. You name it

『名前を言う』つまり、『名前をなんでも上げる』ですね。『なんでも言ってみて』などと言いたい時に使えますね。

 

Durians, starfruits, dragofruits: you name it, I’ve got all sorts of fruits.   

ドリアン、スターフルーツ、ドラゴンフルーツ…なんでも言ってください、なんでもありますよ。

 

先週の土曜日の動画でも出てきていました。さて、どこでしょう?

Curtis Stone's Prawn Curry

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You name it lyrics!!

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次回予告

次回の”N”で始まるイディオムは、”neck”に関連するイディオムに移ります。

 

ではまた来週。