隙間時間の英語雑学T-52
Thursday, 2nd September 2021
今週の英語雑学 – “How To Read A Book A Week - 3 PROVEN Tricks”
木曜日は、火曜日の動画よりも、もう少し掘り下げて、慣用表現を拾ったり、英文法理解に役立つものにスポットを当てたり、実際に応用できるように理解するお手伝いをしています。
先週に引き続き、『習慣に関連するトピックで』です。繰り返しになりますが、翻訳ではありませ。、あくまでも内容理解の手助けとして、読み飛ばして下さいませ。
How To Read A Book A Week - 3 PROVEN Tricks
今回は『一週間に一冊、本を読む方法（実証済みの３つの秘訣）』ですね。
解説
本を読む人は成功するという事は、誰もが知る事実です。アメリカの全人口の25％が、昨年一冊も本を読まなかったのに対し、大富豪達のうちの85%が、一ヶ月に最低2冊読書しています。読書を始め、継続し、成功を得るのに、最も良い方法はなんでしょうか？
心理作用を利用した、次の3つの秘訣によって、うまく行くことは請け合いです。
1．Implementation Intention (実行させるという強い決意)
簡単に言えば、予約をすることです。何故かと言えば、ネックとなっていることは、読み始めることだからです。興味を持った本を買って、『絶対これを読むぞ！』と、自分自身に言い聞かせても、実際のところ、本棚に置きっぱなしにして、手に取る事さえありません。読むべき日時と場所を、実際に紙に書いて、予約をしましょう。最後に予約をすっぽかしたのは、いつだったか思い出してみてください。遅れることはあっても、全く行かないという事はないですよね？
2．Chunking (一冊の本を、小さな塊に分けて読む)
これは、大きな課題を小さく区切って、一つ一つこなして行くということです。読書が続けられない理由の一つには、読む量が多すぎて、読み終えることができないように感じられてしまうからです。200ページの本一冊を読み終えるのに、平均してどのくらいの時間が掛かると思いますか？10時間？それとも15時間？ところが実際には、たったの5時間しか掛かりません。ということは、一日45分くらいで楽に読める計算になります。45分といえば、ちょうど一章程度、読める時間でしょう。少し読んだ後で、『明日、昼ご飯の後で続きを読もう』と漠然と言うよりも、『明日、昼ご飯の後で、次の章を読もう！』と言えば、（本を一冊読むということが）大き過ぎる課題には、感じなくなります。これにより、『（一冊読むのに）、途方もない時間が掛かってしまう』と感じることはなくなり、『これだったら、絶対に出来るさ』と思えるようになります。
3．Temptation Bundling (読みたくなるようなシステムづくり)
あまりやりたくないことを、本当に好きでやりたいこととまとめて、セットとして一緒に行う方法です。例えば、一章読むごとに、あるいは目標としていた量を読み終えたら、ご褒美として、好きなテレビ番組を見るなど。このようにしてしばらく継続していくと、読書の後に楽しいことが待っている、と脳に擦り込まれます。これにより、目標にしていたページ数よりも沢山読むことさえできます。
これらをまとめて行うことで、今日の分を読み終えたら、『よし、明日の昼休みに、次の章を読んだら、その後テレビ番組の続きを見られるぞ』となって、どんどん読書がすすむに違いありません。
最後に”Audible”のコマーシャルが入っていますね。便利で良いですね！毎日長時間パソコン作業をしていると、パソコンの画面だけでなく、本ですら読みたくない、というか目を使いたくなくなってしまいます。聴くだけでだったら、わざわざ座って読書に集中しなくても、家事をしながらでもできますよね！
あとがき
個人的には、さらにお勧めがあります。『友達を巻き込む』とか、『他人に約束する』です。自分は意志が弱いので、勉強がなかなか進みません。友人知人や親戚に『今〇×を勉強していて、半年後に試験があるんだ』と言ってしまうと、事あるごとに『どう？うまく行ってる？』と聞かれるので、もうやらざるを得ません！
余談ですが、自分が読書をするのは通勤時間、と決まっているので、コロナウイルスで自宅勤務になった途端に、あまり本を読まなくなってしまいました。それに加えて、老眼もかなり悪化してしまったので、最近は通院の時などには、もっぱら文字の大きい数独やクロスワードに没頭しています。読書でもパズルでも、夢中になり過ぎると乗り過ごすことが多いので、電車に乗ったら、必ずタイマーをセットしています。
次回予告
まだしばらく『習慣』に関連するトピックが続きます。リクエストがありましたら、ラインにてお知らせ下さいませ。
ではまた来週。
